つん、出没注意。

この連休中に「うたのわ」参加しました。
和歌（短歌）を詠んで投稿して、評価をいただいたり、
他の歌人の短歌を詠むこともできるし、
詠を送り合うこともできる素敵なサイトです。
前から興味はあったのですが、
知っている方がいらっしゃったので参加しちゃいました。

ブログには載せていないような、
ダークなものや、エロイもの、
どっかに投稿してボツになったものだったりを、
ちまちまと投稿していきますので、
お気に召したら拍手ボタンを押してくださいますと、
わざわざ着物を着て、なんどもポーズや構図を変えて、
やっと撮ったプロフィール画像も報われるはずです。
（そんな隠れた苦労があったのです）
なので、ぜひともご覧くださいませ。

「うたのわ」
http://utanowa.net/?top=1


それから、5月10日（日）に大田区産業プラザPiOで開かれる、
「文学フリマ」に行ってきます。参加じゃないんですけど、
短歌以外の関係者が参加していることと、
興味のある短歌詠みの方が参加されているみたいなので、
ちょっくらまた着物で様子見に行ってみたいと思います。
プロフ画像に似た、着物姿のちみっこを見かけたら、
たぶんわたくしでございますので、
どうぞお気軽にお声をおかけくださいませ。

「文学フリマ」
http://bunfree.net/

090503（晴れ）

幼子は口を大きく開けて待つ　人世飛び抜け回りし母を

あたしには重大事件発生中　冷蔵庫のスミさよならセロリ

そろそろと気づいてはいるけれどまだ浸っていたいこの危機感に

オレンジの色に染まって沈む陽を眺め迎える夜の誘惑

海を越えあたしの元へ辿りつくメイド・イン・パリ　アイスクリーム

「夜はぷちぷちケータイ短歌」採用情報３

「夜はぷちぷちケータイ短歌」（NHKラジオ第一）にて
短歌が１首採用されましたのでご報告です。

--------------------
月間テーマ「さくら」
天野慶さん選
（番組で紹介できなかった分）

ポンポンに似ているさくら　風に揺れあなたの背中エールを送る
--------------------

満開のさくらって、ポンポンに似ていると思ったんです。
今回はあまり自信がなかったので、
採用されてうれしいしです。

090426(晴れ)

寒空にライトアップ松屋さん心惹かれてお一人様で

寝転がるあたしの口へピスタチオ運ぶその手を召し上がりたい

サーサーと静かな音が聞こえても向こうのあなた繋がっている

透きとおる麦茶ボトルの向こう側　流行りのネイルまるで大正

夢に見た赤フレームのレンズなし眼鏡を買って奈良へ旅立つ

掲載情報その２

口にしたイブプロフェンと同じ数キスしてほしいひい、ふう、みい、と

くるくると踊りたくなる帰り道　テールランプがステージライト

短歌研究5月号　「うたう☆クラブ」　第90回　加藤治郎コーチ選


「口にした～」は加藤コーチにご指導いただきながら改作しました。
穂村さんに続き、2号連続で歌人にご指導していただけるとは、
まさかまさかの感動です。

そして今回は2首掲載していただくことができました。
今号は比較的応募が少なかったのか、
多数の方が2首3首と掲載されていましたので、
自惚れてはいけないと自分に言い聞かせております。
中にはそれだけの価値のある首を詠んでいる方もいらっしゃいますが。

目指すは「うたう☆クラブ賞」です。

穂村弘さんのはなし。

穂村弘さんが大好きです。その独特の感性から、文体、風貌まで、すべてが好きなのです。

昔、専門学校の授業で初めて短歌というものに触れ、その授業の帰り（早退ですけどね）、駅前の本屋で
「手紙魔まみ、夏の引越し（ウサギ連れ）」に偶然出会い、恋に落ました。

社会人になり、しばらく短歌はおろか、文章に触れることからも離れて（逃げて）いたのですが、今年始め、もろもろの事情から親に勘当されまして、そのショックと言うか開き直りから、短歌の世界へ飛び込んだのです。

短歌だけが、私の心を、言葉を受け入れてくれます。どんなに精神を病んでいても、身体が死にたがっていても、短歌だけは書き続けられます。神サマ、あなたはとても残酷な運命を私に背負わせて、谷底に突き落したけれど、短歌だけは奪わないでくれてありがとう。

関係ないですが穂村さんって、イラストレーターの渡辺宏さんに似ています。

「夜はぷちぷちケータイ短歌」採用情報2

「夜はぷちぷちケータイ短歌」（NHKラジオ第一）にて
短歌が１首採用されましたのでご報告です。

--------------------
週間テーマ「ギャップ」
だいたひかるさん選
（番組で紹介できなかった分）

ふわふわの毛並みの猫がずぶぬれになった姿はカワウソのよう

--------------------

採用されたことはうれしいのですが、
自信があったり、しっかり練ったものが通らず、
まだ「夜ぷち」の感覚がつかめません。
もっとがんばります。

090419(晴れ)

粉だけをはがして食べた25時　罪悪感とハッピーターン

拭き取ったメイクがガーゼこびりつく昔別れた男みたいに

運命と予言告げられ手のひらの結婚線にメスを入れます

ベランダのオレガノ・セージ摘み取って肉と一緒にうらみをこねる

ひとりきりビッグマックにかぶりつく　そんな気分になるときもある