おがくずをここに捨てれば身綺麗になれるはずだと思ってました
まやかしの「妻」を演出する指輪 骨と皮とを締めつけている
花なんて興味がないと言っていた君から届く紫陽花の写メ
注意力散漫な膝今日もまた青あざ一つこしらえている
私だけ浮遊している25時ホームに響く「おやすみ」のベル
湯の中でかろやかに舞うわかめらは赤子の笑い顔に似ている
花なんて興味がないと言っていた君から届く紫陽花の写メ
注意力散漫な膝今日もまた青あざ一つこしらえている
私だけ浮遊している25時ホームに響く「おやすみ」のベル
湯の中でかろやかに舞うわかめらは赤子の笑い顔に似ている
PR
この記事にコメントする
個人的
こんにちは!
今回の読ませていただいた歌の中で、いいなと思ったのが、25時のホームの歌と、わかめらの歌です。
深夜の誰もいない駅のホームで、終電のベルが鳴ります。ふわふわとどこか落ち着かない詠者をベルだけがおやすみと言っているのではないでしょうか。なんだか小説が書けそうな世界観です。
茹でられているわかめが赤ちゃんの笑顔のように見えたのです。こういう発見の歌はとても好きです。
今回の読ませていただいた歌の中で、いいなと思ったのが、25時のホームの歌と、わかめらの歌です。
深夜の誰もいない駅のホームで、終電のベルが鳴ります。ふわふわとどこか落ち着かない詠者をベルだけがおやすみと言っているのではないでしょうか。なんだか小説が書けそうな世界観です。
茹でられているわかめが赤ちゃんの笑顔のように見えたのです。こういう発見の歌はとても好きです。
屈折してるのがすき
私だけ浮遊している25時ホームに響く「おやすみ」のベル
25時のホームなんて、電車があるんだかないんだか。ほとんどの駅では、無い。そして「おやすみ」。「浮遊している」とも相俟って、ただの孤独だけではなく、永遠にこの世の生と隔絶されたような感覚が漂っている。
花なんて興味がないと言っていた君から届く紫陽花の写メ
誰の影響? 誰と一緒にいてとった紫陽花? という言葉をのみこんで写メをみている。
注意力散漫な膝今日もまた青あざ一つこしらえている
「注意力散漫な膝」だから、なんて自分に自分で嘘を吐く。
屈折しているのはすき。
指輪の歌はわたしには、あからさま過ぎた。
わかめの歌は、不気味な感じはするものの、つかみきれなかった。
25時のホームなんて、電車があるんだかないんだか。ほとんどの駅では、無い。そして「おやすみ」。「浮遊している」とも相俟って、ただの孤独だけではなく、永遠にこの世の生と隔絶されたような感覚が漂っている。
花なんて興味がないと言っていた君から届く紫陽花の写メ
誰の影響? 誰と一緒にいてとった紫陽花? という言葉をのみこんで写メをみている。
注意力散漫な膝今日もまた青あざ一つこしらえている
「注意力散漫な膝」だから、なんて自分に自分で嘘を吐く。
屈折しているのはすき。
指輪の歌はわたしには、あからさま過ぎた。
わかめの歌は、不気味な感じはするものの、つかみきれなかった。
それぞれの詠。
>チェンジアッパーさん
「25時」ってもう最終の時間ですが、意外と人がいたりします。みんなが家路に急ぐ中、自分だけなんとなくまだホームに居て、最終のベルが「早く帰りなさいよ」と促すように聞こえます。ここに、人はいろんなドラマを見ると思います。
増えるわかめが増えていく様子、面白いですよ。機会があったらじっくり観察してみてください。ふあふあしてて、笑い顔に見えちゃうんです。かわいいですよ。
>はづき生さん
大きな駅ならば25時あたりが最終だったりするところもあります。だからこそ、自分1人が浮遊している感じが孤独ですね。最終電車が行った後って、生活と切り離されたような感じもします。夢見心地っていうよりはやはり、孤独感が強いですね。
紫陽花は私が好きだと言ったのでだから送ったそうなんでしょう?
短歌で返させていただきました。私が好きって行ってたこと、覚えててくれて、今日見ない花を一生懸命撮って、わざわざ送ってくれたという嬉しさを、嬉しいと言わずに表現してみました。
注力散漫な膝だから、もう!っていう、自分に対する防御の詠ですね。指輪の歌は「妻」でもないのにそれに囚われて、痩せている指を首輪のように締め付けているという詠です。ストレートすぎましたね。わかめの詠は、ふわふわと広がっていく様子が、赤ちゃんの笑い顔に似ている気がしたんです。心が温かくなると同時に、自分は本物を見ることができるのか、という悲しさを含んだ詠でした。
「25時」ってもう最終の時間ですが、意外と人がいたりします。みんなが家路に急ぐ中、自分だけなんとなくまだホームに居て、最終のベルが「早く帰りなさいよ」と促すように聞こえます。ここに、人はいろんなドラマを見ると思います。
増えるわかめが増えていく様子、面白いですよ。機会があったらじっくり観察してみてください。ふあふあしてて、笑い顔に見えちゃうんです。かわいいですよ。
>はづき生さん
大きな駅ならば25時あたりが最終だったりするところもあります。だからこそ、自分1人が浮遊している感じが孤独ですね。最終電車が行った後って、生活と切り離されたような感じもします。夢見心地っていうよりはやはり、孤独感が強いですね。
紫陽花は私が好きだと言ったのでだから送ったそうなんでしょう?
短歌で返させていただきました。私が好きって行ってたこと、覚えててくれて、今日見ない花を一生懸命撮って、わざわざ送ってくれたという嬉しさを、嬉しいと言わずに表現してみました。
注力散漫な膝だから、もう!っていう、自分に対する防御の詠ですね。指輪の歌は「妻」でもないのにそれに囚われて、痩せている指を首輪のように締め付けているという詠です。ストレートすぎましたね。わかめの詠は、ふわふわと広がっていく様子が、赤ちゃんの笑い顔に似ている気がしたんです。心が温かくなると同時に、自分は本物を見ることができるのか、という悲しさを含んだ詠でした。
カレンダー
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
フリーエリア
プロフィール
HN:
中森つん
性別:
女性
自己紹介:
穂村弘さんに影響を受け、2009年、短歌にベクトルをあわせ出発進行。雑誌やメディアでの掲載・採用情報、結社詠草の情報置き場。尊敬する歌人は笹井宏之さん。
結社「未来」の「彗星集」所属しておりました。申し訳ございませんが、歌意の説明は控えさせていただいております。
2011年12月活動休止。2013年4月活動再開。
結社「未来」の「彗星集」所属しておりました。申し訳ございませんが、歌意の説明は控えさせていただいております。
2011年12月活動休止。2013年4月活動再開。
来訪記録
最新CM
[06/08 辻]
[08/15 xqalhjiznm]
[08/14 bqarhnolkf]
[05/16 中森つん]
[05/15 薫智]
リンク
参加してます。
お気に召したら拍手をくださると、
大変光栄でございます。
アーカイブ
リンク