おがくずをここに捨てれば身綺麗になれるはずだと思ってました
立つ鳥は跡を濁さず 歌々はみんな私が連れていくから
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6月28日付で「うたのわ」を退会いたしました。
3月11日の震災を境に、短歌を詠むことが難しくなり、
各所の投稿を休止している状態にあります。
現在はなんとか結社の詠草だけ送っています。
投稿の休止は、以前から決めていました。
私は短歌を始めたときから、
自分の歌人としての活動は「3年計画」と考えています。
情熱と勢いの1年目。
勉強と我慢の2年目。
跳躍と結果の3年目。
今年はその3年目です。
上半期中には各投稿を止めることを考えていたので、
震災は早めに訪れたキッカケにすぎません。
結社詠草は年会費を払っている以上、
きちんと最後の月まで自分の作品を載せるつもりです。
つまり私は、投稿歌人でも結社歌人でもありません。
私が短歌を詠むにあたり、
払ってきた代償は計り知れないものです。
普通の人が普通のことを普通にして普通に生きていくことは、
私には願うことも許されないものです。
私はそういう病気を抱えています。
少しでも人間らしい生活をするためには、
すべての時間をかけて治療に取り組まなければなりません。
才能は、私から「人間」を食い尽くして成り立つものです。
皆さんが認める「中森つん」という歌人は、
人間であることを捨てて存在を保っていました。
それは「生きる」ことを選んだ私や、
家族、友人、知り合いを悲しみや苦しみに絡めてきました。
今年の各新人賞で結果が出なければ、
「中森つん」という歌人はいなくなります。
ひとりの人間として生きていくために、
精神疾患の治療に専念しようと決めています。
「もったいない」
そうおっしゃってくださる方が多くいるのは、
とてもありがたいことです。
何が正しくて、何が間違っているのか、私にもわかりません。
キチガイのまま歌人として認められることがいいのか、
普通を振舞って生きていくことがいいのか。
どの道を選んでも自分が苦しいことには変わりありません。
短歌を止めることも、普通に生きることも、
どちらも私の本望ではありません。
この世界は私が私のままで生きるには苦痛が多すぎるのです。
何かを犠牲にしなければ、何も出来ません。
ものすごく端的でおこがましいことですが、
新人賞がとれたら歌集を出せるきっかけになると思うので、
「中森つん」は復活します。
私は歌集が出したいのです。
笹井宏之さんの歌集の隣に並べて、うっとりしたいです。
なので、もしもまだ「中森つん」の短歌を読みたいと思う方は、
新人賞がとれることを祈っていてください。
言っていることがめちゃくちゃになっていますが、
以上が私の気持ちです。
どうか理解いただければと思います。
平成23年6月29日 中森つん
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6月28日付で「うたのわ」を退会いたしました。
3月11日の震災を境に、短歌を詠むことが難しくなり、
各所の投稿を休止している状態にあります。
現在はなんとか結社の詠草だけ送っています。
投稿の休止は、以前から決めていました。
私は短歌を始めたときから、
自分の歌人としての活動は「3年計画」と考えています。
情熱と勢いの1年目。
勉強と我慢の2年目。
跳躍と結果の3年目。
今年はその3年目です。
上半期中には各投稿を止めることを考えていたので、
震災は早めに訪れたキッカケにすぎません。
結社詠草は年会費を払っている以上、
きちんと最後の月まで自分の作品を載せるつもりです。
つまり私は、投稿歌人でも結社歌人でもありません。
私が短歌を詠むにあたり、
払ってきた代償は計り知れないものです。
普通の人が普通のことを普通にして普通に生きていくことは、
私には願うことも許されないものです。
私はそういう病気を抱えています。
少しでも人間らしい生活をするためには、
すべての時間をかけて治療に取り組まなければなりません。
才能は、私から「人間」を食い尽くして成り立つものです。
皆さんが認める「中森つん」という歌人は、
人間であることを捨てて存在を保っていました。
それは「生きる」ことを選んだ私や、
家族、友人、知り合いを悲しみや苦しみに絡めてきました。
今年の各新人賞で結果が出なければ、
「中森つん」という歌人はいなくなります。
ひとりの人間として生きていくために、
精神疾患の治療に専念しようと決めています。
「もったいない」
そうおっしゃってくださる方が多くいるのは、
とてもありがたいことです。
何が正しくて、何が間違っているのか、私にもわかりません。
キチガイのまま歌人として認められることがいいのか、
普通を振舞って生きていくことがいいのか。
どの道を選んでも自分が苦しいことには変わりありません。
短歌を止めることも、普通に生きることも、
どちらも私の本望ではありません。
この世界は私が私のままで生きるには苦痛が多すぎるのです。
何かを犠牲にしなければ、何も出来ません。
ものすごく端的でおこがましいことですが、
新人賞がとれたら歌集を出せるきっかけになると思うので、
「中森つん」は復活します。
私は歌集が出したいのです。
笹井宏之さんの歌集の隣に並べて、うっとりしたいです。
なので、もしもまだ「中森つん」の短歌を読みたいと思う方は、
新人賞がとれることを祈っていてください。
言っていることがめちゃくちゃになっていますが、
以上が私の気持ちです。
どうか理解いただければと思います。
平成23年6月29日 中森つん
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伝わりました
中森さんの覚悟というか決意は伝わりました
(自分に伝わったからといってどうということはないですが)
同時に自分の甘さも感じます
本名で詠むわけでなく、歌集を目指すわけでもない
自分の歌はどんな風に受け止められるのかなと投稿をはじめたようなものです
それでも受け止めてもらえたことや、「前向き短歌」というように言ってくれた方もいました。
浅くても沢山の繋がりが広がったことは嬉しいことでした(その反面中森さんの感じたように悪い部分もあるとは感じていますが)
それでもこうして中森さんと知り合いになれて交流ができたことは良かったと感じています
良い影響、こんな表現してみたいと今でも感じています
歌集が出ることを祈っております
(自分に伝わったからといってどうということはないですが)
同時に自分の甘さも感じます
本名で詠むわけでなく、歌集を目指すわけでもない
自分の歌はどんな風に受け止められるのかなと投稿をはじめたようなものです
それでも受け止めてもらえたことや、「前向き短歌」というように言ってくれた方もいました。
浅くても沢山の繋がりが広がったことは嬉しいことでした(その反面中森さんの感じたように悪い部分もあるとは感じていますが)
それでもこうして中森さんと知り合いになれて交流ができたことは良かったと感じています
良い影響、こんな表現してみたいと今でも感じています
歌集が出ることを祈っております
待っています
震災の日を境に私のうたも滞っています。
最近ぽつぽつ詠めるようになりました。
特別に交流があったわけではありませんが、つんさんの切り口がよくて、やさしさをあわせ持つうたは憧れでした。
拙いうたを詠んでる私をフォローしてくださったときは嬉しかったです。
今は、歌集が出ることをお祈りしています。
また、お会いできる日が来ますように。
最近ぽつぽつ詠めるようになりました。
特別に交流があったわけではありませんが、つんさんの切り口がよくて、やさしさをあわせ持つうたは憧れでした。
拙いうたを詠んでる私をフォローしてくださったときは嬉しかったです。
今は、歌集が出ることをお祈りしています。
また、お会いできる日が来ますように。
お返事。
>薫智さん
ご理解いただけて何よりです。
私の短歌が「すごい」と賞賛されてきた理由はたぶん、こうした覚悟が明確にあったからだと思います。生きているだけで人様の迷惑になるということから逃げるために、短歌で賞をとったり入選したりと頑張ってきましたが、そろそろ「自分のため」というのを考える時期に来ました。
薫智さんの歌はいつもブレがなく、前に前に進んでいく歌だと私は思います。どんな悲しいことも、苦しいことも、きちんと前に置いて捉えているのです。そういう部分にとても惹かれました。私には無いものですから。
本当に新人賞受賞なんて出来たら、すごいですよね。皆さんとまた楽しく短歌の話が出来るようになると思います。そしたらうたのわも復帰したりしたいです。楽しいから。
>螢子さん
震災は多くの人の心に影響を与えました。それでも詠み続けることが出来る人というのは、きっと何かを表現するためにふるいに残されたのだと私は思います。
螢子さんのような優美な短歌は私には詠むことが出来ず、多くを学ばせていただきました。私の短歌には根本に何かどす黒いものがありました。新人賞とってうたのわ復帰とか出来たら、すごく面白いですよね。いまは結果が出ることを待ちます。
ご理解いただけて何よりです。
私の短歌が「すごい」と賞賛されてきた理由はたぶん、こうした覚悟が明確にあったからだと思います。生きているだけで人様の迷惑になるということから逃げるために、短歌で賞をとったり入選したりと頑張ってきましたが、そろそろ「自分のため」というのを考える時期に来ました。
薫智さんの歌はいつもブレがなく、前に前に進んでいく歌だと私は思います。どんな悲しいことも、苦しいことも、きちんと前に置いて捉えているのです。そういう部分にとても惹かれました。私には無いものですから。
本当に新人賞受賞なんて出来たら、すごいですよね。皆さんとまた楽しく短歌の話が出来るようになると思います。そしたらうたのわも復帰したりしたいです。楽しいから。
>螢子さん
震災は多くの人の心に影響を与えました。それでも詠み続けることが出来る人というのは、きっと何かを表現するためにふるいに残されたのだと私は思います。
螢子さんのような優美な短歌は私には詠むことが出来ず、多くを学ばせていただきました。私の短歌には根本に何かどす黒いものがありました。新人賞とってうたのわ復帰とか出来たら、すごく面白いですよね。いまは結果が出ることを待ちます。
無題
うたのわ、退会されたのですね。
「おつかれさまです」というのがいいのか、「お待ちしています」というのがいいのか…
この世界は私が私のままで生きるには苦痛が多すぎるのです。
というつんさんの気持ち、なんとなくわかる気がします。
作風は違えども、ただ生きている、呼吸をしていることの苦しみ、与えられるストレス、溢れる感情、という、
「普通に生きるには重すぎる荷物」を材料として
短歌を詠んでいるという部分は
勝手ながら、通じるものがあると思っていました。
つんさんとはうたのわでお世話になったり、同じ時期に彗星集に入ったこともありますし、
とても親近感を感じていました。
だから正直に申し上げたら「さみしいなあ」なんですが、
正しいとか間違っているではなく
つんさんの決めた道ならば、それでいいのだと思います。
「生きる」ということ。
しんどい登山は、荷物が少ないほうがいいに決まってるんです。
でもつんさんの歌集、出たらいいなあ。
なにを伝えたいのかわからなくなりました(笑)
ああ、歌会でお会いしてみたかったです~。
「おつかれさまです」というのがいいのか、「お待ちしています」というのがいいのか…
この世界は私が私のままで生きるには苦痛が多すぎるのです。
というつんさんの気持ち、なんとなくわかる気がします。
作風は違えども、ただ生きている、呼吸をしていることの苦しみ、与えられるストレス、溢れる感情、という、
「普通に生きるには重すぎる荷物」を材料として
短歌を詠んでいるという部分は
勝手ながら、通じるものがあると思っていました。
つんさんとはうたのわでお世話になったり、同じ時期に彗星集に入ったこともありますし、
とても親近感を感じていました。
だから正直に申し上げたら「さみしいなあ」なんですが、
正しいとか間違っているではなく
つんさんの決めた道ならば、それでいいのだと思います。
「生きる」ということ。
しんどい登山は、荷物が少ないほうがいいに決まってるんです。
でもつんさんの歌集、出たらいいなあ。
なにを伝えたいのかわからなくなりました(笑)
ああ、歌会でお会いしてみたかったです~。
お返事。
>ヤジマさん
こちらにお越しいただき、ありがとうございます。
歌集を出すことが目的というのは、何やらすごく意地汚いような気がしていたのですが、それは私にとって「自分を認めてもらう」という方法の結果論でした。なので、良い報告が出来ると嬉しいです。
>きたはらあさみさん
こちらこそ、うたのわや彗星集やら、親近感を持たずにはいられませんでした。なんとなくですが、きたはらさんに「泣いている女の子」というイメージがあり、それが自分と重なったりして、気にせずにはいられません。同じようなものを感じていたのだとしたら、本当に嬉しいです。
登山をするには、荷物がたくさん必要です。その中でも厳選して、容量を軽く、でも必要性は高くしなくてはいけなくて、そういうものを考えると短歌は「いったん降ろさなければいけない荷物」だったのかもしれません。でも私は「ひとかけらのチョコレート」だと思っています。
世の中には、プラスとマイナスの両方がなければ成り立たないので、だからきっと、神様が気まぐれを起こしてくれてもいいんじゃないかと、野心を抱いています(笑)
歌会すっかり忘れていてすみません。ほんとにすっかり忘れて申し込み期限過ぎてました…。穂村さんと岡井先生の対談、見たかった…!なんかもう、短歌近づいちゃいけないのかと、どんよりします。ええ。
こちらにお越しいただき、ありがとうございます。
歌集を出すことが目的というのは、何やらすごく意地汚いような気がしていたのですが、それは私にとって「自分を認めてもらう」という方法の結果論でした。なので、良い報告が出来ると嬉しいです。
>きたはらあさみさん
こちらこそ、うたのわや彗星集やら、親近感を持たずにはいられませんでした。なんとなくですが、きたはらさんに「泣いている女の子」というイメージがあり、それが自分と重なったりして、気にせずにはいられません。同じようなものを感じていたのだとしたら、本当に嬉しいです。
登山をするには、荷物がたくさん必要です。その中でも厳選して、容量を軽く、でも必要性は高くしなくてはいけなくて、そういうものを考えると短歌は「いったん降ろさなければいけない荷物」だったのかもしれません。でも私は「ひとかけらのチョコレート」だと思っています。
世の中には、プラスとマイナスの両方がなければ成り立たないので、だからきっと、神様が気まぐれを起こしてくれてもいいんじゃないかと、野心を抱いています(笑)
歌会すっかり忘れていてすみません。ほんとにすっかり忘れて申し込み期限過ぎてました…。穂村さんと岡井先生の対談、見たかった…!なんかもう、短歌近づいちゃいけないのかと、どんよりします。ええ。
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プロフィール
HN:
中森つん
性別:
女性
自己紹介:
穂村弘さんに影響を受け、2009年、短歌にベクトルをあわせ出発進行。雑誌やメディアでの掲載・採用情報、結社詠草の情報置き場。尊敬する歌人は笹井宏之さん。
結社「未来」の「彗星集」所属しておりました。申し訳ございませんが、歌意の説明は控えさせていただいております。
2011年12月活動休止。2013年4月活動再開。
結社「未来」の「彗星集」所属しておりました。申し訳ございませんが、歌意の説明は控えさせていただいております。
2011年12月活動休止。2013年4月活動再開。
来訪記録
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[06/08 辻]
[08/15 xqalhjiznm]
[08/14 bqarhnolkf]
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参加してます。
お気に召したら拍手をくださると、
大変光栄でございます。
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