忍者ブログ
おがくずをここに捨てれば身綺麗になれるはずだと思ってました
[25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

NHK短歌さんからまたまた電話がきました。9月20日日曜日(朝7:00~7:30)放送分、東直子さん選テーマ「窓」にて、採用されたようです。

3回目。しかも2週連続。電話越しの担当者さんからも「2週連続はすごいですね、おめでとうございます」って言ってもらえました。ありがとうございます。

東直子さんは「NHK短歌9月号」の「魚の歌」で佳作をいただいていたので感謝しておりましたが、今回のでもう、足を向けて眠れないどころか、加藤さんと東さんの両者に土下座をしてお礼を言いたいくらいです。

実はウクレレさんの「トキオ荘」に入居しました。その効果なんだと一人ではしゃいでおります。私もはれやわたるさんや砂花ことはさん、ひいらぎさんのように一席がとれるようになりたいです。


NHK短歌
http://www.nhk.or.jp/tankahaiku/index.html
PR
ある朝に「醜いままのアヒルの子」母は私にそう言いました

レベル1装備はただの棒だけでラスボスという母に会います

母からの罵詈雑言はおさまらずとも味噌汁は懐かしの味

わかり合うことはできずに私たち同じ時間にコーヒーを飲む


--------

うたのわにアップした「母親」に関する短歌です。
私はいま実家を出ているのですが、その原因は神経質な母親による過干渉と「母親の愛」と言う名の暴言でした。日々のストレスに加えて、母から受けるストレスでパンクして、もともと打たれ弱かった心がぼろぼろになってしまいました。「これ以上実家にいてはいけない」と思い、彼氏さんの助けを受けてようやく実家を出て、今の生活を手に入れました。それでも、見えないところから受ける母親のプレッシャーから逃れられず、カウンセラーさんにも「未だに母親からのコントロールにとらわれている」と言われるほどです。一首目は実話です。

つい先日、実家に置いてある荷物を片づけに三泊四日の帰省をしてきました。それが二首目、三首目の短歌です(二首目の短歌がなべのふたではないところがポイント。要するに守るすべを持っていないという意味)。私の病気が遺伝性のものであることを認めたものの、自分が今までしたきた過干渉についての非を認めることはなく、むしろ病気ならそばに置いておきたいと言い出しました。それが病気の原因なのに。

結局、きちんとした話し合いができないまま一時休戦となり、帰宅してきました。今朝、新しく購入したコーヒーメーカーでコーヒーを飲みながら、ふと浮かんだのが四首目です。カフェイン中毒なこの親子はきっと、同じ時間にコーヒーを飲んでいるんだと思います。

色んな形で「親子」というものを実感した、実家帰省でした。
笹短歌ドットコム、テーマ「海」の総評です。
--------
採用一首

飲み込んだすべての夢を消さぬようバクは静かに海へ潜った
--------
ボツ四首

綿飴であったことなど忘れつつオホーツク海流れ着く雨

ただぬるい枕を抱え海岸でじっと待ってるくじらの涙

雨粒をひとつひとつと磨いては海に放った それでよかった

満ちていく潮見つめては太陽のかたち確かめるコウノトリ
--------

今回は一首のみの採用です。
過去二回送った短歌とはスタイルが違うので、全ボツを覚悟しておりましたが、なんとか一首とっていただけました。笹師範ありがとうございます。一番好きなのは採用された一首ですが「ただぬるい~」も好きな短歌です。意味を込めて作ったというより、詩的なものを求めて詠んだものなので、感性が合わない方には理解されにくい短歌になっていると思います。中森つんはこういう短歌も詠むのだと、知っていただけたかと思います。
「夜はぷちぷちケータイ短歌」(NHKラジオ第一)にて
短歌が3首採用されましたのでご報告です。

--------------------
月間テーマ「波」
だいたひかるさん選
(番組で紹介できなかった分)
コーヒーに角砂糖落ち消えていくように波紋もおさまるでしょう

週間テーマ「疑い」
加藤治郎さん選
(番組で紹介できなかった分)
ぬぎたてのシャツから香るジャスミンは我が家と違う柔軟剤ね

だいたひかるさん選
(番組で紹介できなかった分)
びよびよのショーツのゴムが恨めしく「洗濯伸び」と言い訳をする

--------------------
今週は1首も読まれませんでしたが、だいたさんに2首、加藤さんに1首選んでいただけました。1か月の休養を経て、短歌のスタイルが少し変わってしまったので、毎回、全ボツ覚悟で出していますので、選んでいただけるだけで嬉しいですね。

今週からしばらくまた、夜ぷちへの投稿はお休みします。ブログの更新もちょっとお休みするかもしれません。
空を飛ぶ夢を見ているホームから「その他」の人と現実に乗る

みっしりと人が詰まった押し寿司の満員電車私は酢飯

右肩であなたを感じ揺られてる他人のふりを続ける電車

吊革の傾きに負けかしげてる西馬込行き「お疲れ、私」

ゆううつな足がもつれてステップを踏んでる駅の終着ホーム
短歌研究新人賞にて、佳作に入選いたしました。
タイトルは「ゆううつのCMYK」で、テーマは「色」です。
誌上に発表された5首をアップいたします。

----------
紫陽花の根っこにレモン絞ってた「青く変われ」とおまじないして

華奢な子が好みなんだと聞いたので痩せてみましたサヨリのように

雨の中びちびちはねる母鮭に教えてあげるグーグルマップ

花嫁が頭に綿を詰め込んで太針で突くウエディングベア

コーヒーが来るまで一つ質問ね トレハロースはどんな奴なの?

----------

この作品は、短歌を詠み始めてわずか半年で、和歌や短歌の勉強をまったくせず、どこの結社に入ることもなく、誰かの教えを受けるわけでもなく、一人で詠みあげました。佳作に載っていることを見たときはあまり実感がなく、人に「おめでとう」って言われるまで、自分ではすごいのかどうかよくわかりませんでした。

でもきっと、嬉しさは後から湧いて出てくると思うので、今はのんびり短歌を詠み続けたいと思います。私の目標は「笹井宏之さん」です。あの人のような、人の心に強く印象付けるような短歌が詠めるようになりたいです。
あこがれの三色パンのような君 クリームこぼすうつくしい指

あの夜に降ってた雨を止めたくてシャワーヘッドを取り換えてみる

短歌研究9月号「うたう☆クラブ」第94回 加藤治郎コーチ選


「あこがれの~」は1か月の休憩期間が終わりにさしかかったころ、ちょうど「うたう☆クラブ」からメールが来て、加藤さんとやりとりをして改作したものです。贅沢なリハビリ生活でした。
「あの夜に~」は扇マークをいただきました。
NHK短歌9月号にて短歌が採用されましたので報告です。

----------
加藤治郎さん選 テーマ「星の歌」 入選

星と星 繋げて星座作っては二人で名付け親になる夜
----------
東 直子さん選 テーマ「魚の歌」 佳作

群集のイワシみたいなネクタイが品川駅で乗り換えていく
----------

入選(放送)と佳作で二首載りました。

知っている方の名前が連なる中で「星の歌」は入選をいたしました。私のほうがずっと下手な短歌であることがはっきりとわかり、恥ずかしさと情けなさと申し訳なさでいっぱいです。

「魚の歌」は自信を持って出した一首でしたので、佳作になってよかったです。偶然にも、チェンジアッパーくんと同じ「群れ」「イワシ」をテーマにしておりました。どうやら遠くで思考が繋がっていたようです。嬉しい。
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
プロフィール
HN:
中森つん
性別:
女性
自己紹介:
穂村弘さんに影響を受け、2009年、短歌にベクトルをあわせ出発進行。雑誌やメディアでの掲載・採用情報、結社詠草の情報置き場。尊敬する歌人は笹井宏之さん。
結社「未来」の「彗星集」所属しておりました。申し訳ございませんが、歌意の説明は控えさせていただいております。
2011年12月活動休止。2013年4月活動再開。
来訪記録
参加中
ランキング参加中。 クリックをお願いします。
最新CM
[06/08 辻]
[08/15 xqalhjiznm]
[08/14 bqarhnolkf]
[05/16 中森つん]
[05/15 薫智]
リンク
参加してます。 お気に召したら拍手をくださると、 大変光栄でございます。
バーコード
ページ
リンク