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田中ましろさんが資材を投げ打って作る短歌フリーペーパー「うたらば」vol.01「夕刻」が公開されました。

(佳作集)
境界を保ったままで夕闇に溶けゆく影は重ならずいる

今回は佳作という形で載せていただきました。ありがとうございます。トップバッターのむしたけさんの歌は、やはり素晴らしいです。

ちょっとここで気になったことを言わせてください。これは苦情とか文句とかではなくて「うたらば」のクオリティをあげる為にあえて書かせていただきます。

「うたらば」は基本的に共感される、素敵だと素直に思える歌が採用されていると田中ましろさんは言います。それはとても大事なことです。でもそこにもう少し、エッセンスを加えることはできないでしょうか。

採用歌の中で「夕暮れ」「沈む」「夕陽」のワードがいくつもかぶっているのです。確かにこれらの言葉は誰にでも思いつきやすく、そして共感されやすいものだと思います。ですが、掲載されるたった10首がこんなにも似通っているのでは、読み手としては少しくどいように感じてしまいます。同じ言葉を使っているとは言え、1首1首に個性があり、またその情景描写も違います。だからこそ、もっと多様性のある短歌を採用するべきだったのではないかと私は思いました。

私個人の視点から見れば申し訳ないですが、採用歌よりも共感できて、言葉の使い方もきれいで、純粋に素敵だと思える作品が佳作集にありました。肩肘張らずに短歌を楽しめる場所として、同時に歌人それぞれの個性や才能を伸ばしていけるような、そんな可能性をこめることを望んでしまうのは、私の身勝手なのでしょうか。

この意見を田中ましろさんや採用された歌人の方々が見たら、不快に思われるでしょう。申し訳ございません。ですが、短歌を好きな一個人として、また「うたらば」の将来性を信じている者の意見として、どうか受け止めていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

うたらば
http://www.utalover.com/
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ありがとうございます
こんばんは。ましろ@カザフスタンです。
さすがにそろそろ日本に帰りたいです。

さて、うたらばについて。ご投稿&貴重なご意見ありがとうございます。
つんさんのご意見を伺ってからあらためて見直すと
たしかにご指摘どおりな部分があったかもしれませんね。
写真を撮って言葉をつけるという工程に気をとられすぎて
写真を撮りやすいものやわかりやすいものを無意識に選んでいたのでしょう。
それはきっと僕の編集者としての力不足です。
すこしずつ成長できるようがんばりますので
長い目で見ていただけると幸いです。

帰国したら製本して採用させていただいたみなさんにお送りさせていただきますね。
今後ともよろしくお願いします!
田中ましろ URL 2010/10/26(Tue)20:38:50 編集
こんばんは。
こんばんは。むしたけです。
拙歌に温かいコメントをくださってありがとうございます。
「やはり」かどうかは自分ではなんとも言えないのですが、これから「やはり」になっていくようにまた修行を積んでいきたいところです。


後半の中森さんの提言を読んだ上で省みてみたところ、やっぱり「夕刻」というテーマでどうしても「沈む夕陽」が思いつくのは避けられないと感じました。
ほんとうに、誰にとってもせつない、魅力的な素材なんですよね。
だからこそそんななかで、陽の反対側、夕闇のほうに目を向けてとらえられた中森さんのセンスはすごいと思います。
自然な流れで、しかしあまり多くの人が見つけていない角度から歌にしてくるということ。私も見習っていきたいです。
むしたけ 2010/10/27(Wed)21:35:32 編集
お返事。
>田中ましろさん
こんばんは。お忙しい中、私の意見に耳を傾けてくださり、ありがとうございました。

あくまでも、ましろさんの選歌能力や費やす努力について否定をしているわけではないことを、理解していだきたいです。ましろさんのまわりにはその工程を知っているからこそ、励まし、応援する方々が多くいらっしゃり、おそらく、私のように偏屈な意見を述べる人間はいないであろうと思いましたので、みなさんに嫌われる覚悟で公表させていただきました。

のうのうと投稿のみに甘んじている人間から、今回のように異論を唱えられて、さぞかし御不快な思いをされましたでしょう。申し訳ございませんでした。今後とも「うたらば」がよりいっそう多くの方々の目に触れられることを祈りつつ、お世話になりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
中森つん URL 2010/10/27(Wed)21:56:53 編集
お返事。
>むしたけさん
こんばんは。
「やはり」というのは、かねてより各投稿先でのご活躍や御ブログを拝見させていただいており、むしたけさんの作風に惚れこんでいる私が思ったことですので、ご本人様が納得されていないようでしたら申し訳ございません。

みなさんが魅力的に感じるイメージや言葉において、同じように「いいね」と言えないひねくれた性格が出てしまいました。本当にどの作品も素晴らしいです。それは間違いありません。ただ私の趣向として、もっといろんな言葉を見てみたかったという願望があったのです。言葉が好きなんです。見習いたいとかそんなことをおっしゃらないでください。

私はどうにも言葉が足りず、文章下手で思いが相手に伝わりません。どなた様も不快な思いをさせたかったわけではないということ、どうかご理解いただければと思っております。
中森つん URL 2010/10/27(Wed)22:07:22 編集
『うたらば』届きました
先日、手元に『うたらば』が届きました。つんさんはじめ虫さんや沢山の懐かしいお名前に加えていただき、大変に嬉しく思いました。またフリーペーパーと聞いておりましたが立派な装丁、歌は勿論、写真も素敵でした。
つんさん同様に、思わず「頑張れ」と応援したくなりました。そのためにも拙いながらも良い歌を投稿させていただこうと思っております。
引き続きよろしくお願いいたします。


纏亭写楽 2010/11/14(Sun)01:35:14 編集
お返事。
>纏亭写楽さん
こんにちは。
こちらも「うたらば」届きました。少々忙しく、まだしっかりと中身を拝見していないのですが、力作揃いの素晴らしい作品集として仕上がっていると感じました。もちろん、それを際立たせてくれるましろさんの写真も素敵です。

すでに素晴らしいとは思いますが、「うたらば」はまだまだこれからが楽しみです。こちらこそ、拙作続きで申し訳ないですが、よろしくお願いいたします。
中森つん URL 2010/11/15(Mon)15:51:44 編集
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中森つん
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自己紹介:
穂村弘さんに影響を受け、2009年、短歌にベクトルをあわせ出発進行。雑誌やメディアでの掲載・採用情報、結社詠草の情報置き場。尊敬する歌人は笹井宏之さん。
結社「未来」の「彗星集」所属しておりました。申し訳ございませんが、歌意の説明は控えさせていただいております。
2011年12月活動休止。2013年4月活動再開。
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