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おがくずをここに捨てれば身綺麗になれるはずだと思ってました
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『さよなら、世界』

(足下は沼)光沢を裏返ししてみる夢の淵で佇む

ひだまりへ手を置く場所が見つからずそのまま君に食いちぎられる

砂浜に私の影を見つけたら埋めてください埋めてください

「頭からくぐってどうぞ」繭の色した配給のビニールテープ

運河へと雫がひとつ流れつくそれは私の涙の一部

追い越してゆく風たちに聞いてみた「今日の終わりは天国ですか?」

ボジョレーをあける感じで飲み干した世界一退屈な日常

あやとりを途中でやめて包み込むあたたかな土(三十六度)

エラ呼吸すらしなくなるなまくらな手を引き上げてこのまま死のう

迫り来るタイムリミット 書いたのは期末テストのような遺書です

<「未来」No.702 2010年7月号 >
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おひさしぶりです!
さよなら世界、
こんにちは未来

というわけですね♪

新しいフィールドでもご活躍を願っています。

上記の歌の中では、

・ひだまりへ手を置く場所が見つからずそのまま君に食いちぎられる

・「頭からくぐってどうぞ」繭の色した配給のビニールテープ

に、アンテナに引っかかるものを感じました。残酷なのに、甘美、な感じ。

あと、やっぱりつんさんは、「あやとり」好きなんだな、と思いました(笑)。
岡本雅哉 URL 2010/07/15(Thu)15:35:22 編集
お返事。
>岡本雅哉さん
お久しぶりです。私的には「さよなら世界」の後に続くのは「おかえり、狂気」です。こちらはこちらで短歌にしたいと思っております。

新しいフィールドは何と申しますか「うわぁ…」って感じです。もう本当に。私なんかあっという間に飲みこまれてしまいそうなので、必死に逆走しています。ここで生き残るのは至難の業だと思います。

10首のうちに2首もお目にとまるものがあってよかったです。「残酷なのに甘美」とはまさに、嬉しい褒め言葉です。ありがとうござます。

「あやとり」って使い易いんですよね。「ひとりぼっち」の言い換えになるというか、私の中で「可哀想」なイメージがあるので。どうぞこれからも「あやとり」にご注目ください(違
中森つん URL 2010/07/19(Mon)13:06:40 編集
無題
お久しぶりです。

連作ですが、最後の期末テストという比喩が舌足らずのような気がしました。
くまさん 2010/08/22(Sun)16:47:26 編集
お返事。
>くまさん
こんばんは。コメントいただきありがとうございます。

この短歌の場合、ご指摘の通り「舌足らず」な雰囲気を「期末テスト」という言葉を使うことで表したかったので、それが伝わっていたようでよかったと思っています。

最近、歌評の場においてこの「舌足らず」という表現をされることを多々見かけるようになったような気がします。私は「切羽詰った感じが息苦しい」「違う表現はなかったのか」という指摘なのかと曖昧な認識しか出来ていないのですが、くまさんはこの「舌足らず」という評価の仕方をどう捉えていらっしゃいますか?これからの勉強のために、ぜひご意見をお聞かせください。
中森つん 2010/08/22(Sun)21:37:14 編集
無題
むー。
難しいですね。

俺が「舌足らず」と言ったのは、比喩が比喩のためだけにあるような感じがし、また「舌足らずな雰囲気」を出すなら、期末テストのような~という表現よりもっと適切なものがあるのではと勝手に思ったからです。

しかし、俺は人にアドバイス出来るような人間ではありませんし、ただのお調子者なので中森さんの意にそったコメントが出来ない気がします。
☆どのような状況で「舌足らず」と言われたのか、わからないので、何とも言えませんが俺が今回「舌足らず」と言ったのは、「舌足らずという雰囲気を表す比喩が、他に適切なものがあるのでは?」と思ったからです。☆短歌は定型のある詩なので、意図があると思うこと自体が間違いというようなことを穂村さんは言っていました。
それは穂村さんが言葉フェチだからとも思います。考え方が純文学寄りというか、言葉が言葉を生み出す感覚なんでしょうね。

しかし短歌は定型のある散文だって意見だってあるわけで、自分はどっちにつくかで、短歌の方向性が変わる気がします。
中森さんは定型のある詩という考えですか?

自分はどういう歌を歌いたいか。
それを決めたら、それを洗練させる。
洗練されたものは人は好きや嫌いとは別に認めるという判断をします。

正直俺には中森さんのスタンスがわからないので、そのスタンスを決めた後にいろんな言葉を吸収した方がよいような気がします。
あと、連作の一首目が何か面白いなあと思いました。

知り合いになると、何故か誉め合う傾向になり、俺はそれがぬるま湯みたいで嫌なので、思ったこと書きました。

偉そうにすみません。
長々すみません。
暑いので体調気をつけてくださいませ。




くまさん 2010/08/23(Mon)03:01:30 編集
お返事。
>くまさん
ご返答いただきありがとうございます。私から見て、くまさんは歌論がしっかりした方だったので、こういう風にアドバイスをいただけるととても勉強になります。

現代短歌において、穂村さんの歌論が一般的なものとして認識されつつありますが、まず、穂村さん自身の短歌がそれまでの短歌と異なる性質であることを知っておかないといけないですね。色んな歌人さんの歌論を見ると、私達の世代において「短歌」というのはすでに成立していない、崩れているものという批判を受けております。

また、これは主に結社内部においてですが、馴れ合いの誉め合戦になっているのは、私も強く感じております。しかし私の所属している「未来」においては、誉められたものは評価するに値し、触れられなかったものはその程度と思え、みたいな雰囲気があります(これ、コメント欄だから言えることなんですけど)。なので、今のところ誰からも注目されていない私はこうして、皆様からのご意見を参考にさせていただこうと目論んでおります。

「短歌をどう思われますか」と聞かれると、私は答えられません。正直申し上げまして、私は短歌とはなにかすら知らないからです。あと、詩と散文の違いもわかっていません。短歌だけではなく、言葉という分野における評価の仕方や、口語と文語の違い、比喩だの暗喩だのという意味すら、言われて調べないと知らないという愚か者です。

ですので「中森つんのスタンス」というのはありません。散文詩でも定型詩でもないです。どっちもそれっぽいものは作れるけれど、どっちもしっくりこない気がして、今はその中間ってないのだろうかと探しています。その実験作を恥じることなく未来に詠草として送ったりするので、たぶんまわりには「ブレてる」ように見られていると思います。自分では短歌でも詩でもなく「童話がいいなぁ」なんて、よくわからないところを目指しています。すみません。
中森つん 2010/08/23(Mon)13:45:01 編集
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中森つん
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自己紹介:
穂村弘さんに影響を受け、2009年、短歌にベクトルをあわせ出発進行。雑誌やメディアでの掲載・採用情報、結社詠草の情報置き場。尊敬する歌人は笹井宏之さん。
結社「未来」の「彗星集」所属しておりました。申し訳ございませんが、歌意の説明は控えさせていただいております。
2011年12月活動休止。2013年4月活動再開。
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