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おがくずをここに捨てれば身綺麗になれるはずだと思ってました
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(震えてる)梅雨の間の青空の下ひとりでさした透明な傘

短歌研究11月号「うたう☆クラブ」第107回 小島ゆかりコーチ選

間は「ま」と読んでください。
今月号の短歌研究は、同じ結社「未来」の先輩達の作品が載っております。「未来」はあまりにも大所帯なので、失礼ながら名前を拝見しただけでは同じ結社だということに気がつけなかったりします。お恥ずかしい。

そんな中気になったのが、結社「かばん」に所属する山田航さんの初めて出会った歌が魔法陣グルグルであったこと、同じく「かばん」に所属し、短歌サミットで一度ご挨拶させていただき、歌集までいただいた辻井竜一さんの短歌が相変わらずロックなことでした。

結社ごとに作風や理念があると思います。「かばん」は芯がしっかりしていて、それでいて自分の作風を確立されている方が多いような気がします。ちょっと気になる。
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NHK短歌11月号にて短歌が採用されましたので報告です。
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加藤治郎さん選 テーマ「飲み物」佳作

この指と契約したいなら飲んでオブラートにて包んだ石を

東直子さん選 テーマ「走」入選 第一席

補助輪のかわりに添えた父の手と夏の終わりへ走り始める

評:父が添えた手は、走りが安定したところで放され、子どもは自力で自転車を漕ぎ、走り抜けていく。夏の終わりは、自立へ向かう瞬間だった。叙情的回想歌。
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後者は初めて特選第一席をいただいた作品です。改めて評を読み返しながら、噛みしめております。

もっと短歌の勉強をしないといけないのですが、現在、私生活がそれどころではなく、栄養学や調理師の問題集を独学で勉強しております。資格をとるためではなく、我が家の食事管理のためです。なかなかこれが難しい。
『哀の甘美』

沈黙を宿す陶器の人形はヒトに似ていることがあるのだ

よろい戸が閉まっていても初風が引き連れてくるアイデンティティー

前壁へ赤いペンキを塗るための濡れたくじゃくの虹色尾羽

てっぺんに家が一軒しがみつき初夏を待ってる(それはつばめの)

少年の水彩絵具に残されたもうからっぽのコバルトブルー

ニセモノの教会堂から見えている水平線と金色の海

朝焼けの低い石垣腰かけるお前の一歩一歩の征服

なごやかに不協和音を聴きながら光と影と愛し合う人

解放者 ソラナックスは目の前の甘美と共に眠りにおちる

<「未来」No.705 2010年10月号>
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短歌として受け入れてもらえるかわかりませんが、感想お待ちしております。
ぽつぽつと言葉の雨が降り注ぎやがて書物は海となります

選者加藤次郎さん
「『ぽつぽつ』『雨』『降り注ぎ』『海』と、ある言葉のイメージが繋がっていく。これを縁語と言うのですけども、そういったテクニックが使われています。そればかりでなく『言葉』と『書物』この繋がりがありますね。一首の中に二つの言葉の繋がりがあるということで、なかなか凝った歌だと思います」

ゲスト山崎聡子さん(今年度短歌研究新人賞)
「本と言う身近なものが『海』という大きなものへと繋がっているというイメージの広がりが素敵だと思いました。たしかに、本の文字をじっと見ていると、それ自体が意味を失うようなそんな感じがあると思うのですが、記号になった文字が雨粒みたいに見えるのが、共感すると言うか、感覚としてわかるなぁと思いました」

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テレビを見ながら「へぇ、そんなテクニックがあるんだ」と思ってました。これはそういうものをまったく意識しないで、思った通りにすらすらと詠めた歌でした。

別に高度なテクニックを試したかったわけでもなく、いまいち歌意をうまく読みとっていただけなかったというか、この短歌は読書家には多く共感されると思っていたので、ちょっと残念でした。
制作者の田中ましろさんが忙しそうな「うたらば」のブログパーツが更新されました。今回のテーマは「月」+自由詠。今回のテーマはどうにも私には難しく、不採用に終わりました。

今回ちょっと気になったのが、自分の短歌のクオリティも低かったのですが、採用歌にも「これ」と思えるものがありませんでした。採用基準として「伝わりやすい」というのがあるらしいのですが、あまりにもありきたりな表現ばかりというか、全部似たような短歌にしか思えなかったのが残念でした。ただ単に「月」じゃなくて「待宵月」とかそういう季節感も「月収」「月並み」とかそういう単語もあったのではないかと思います。それを活用できない私も力量不足ですが。

現在募集しているテーマは
ブログパーツ:「秋風」+自由詠(〆切10月31日)
次号うたらば:「細雪」(〆切12月20日)

の2つです。

次回のテーマも単語として固定されてしまっているので、そこからいかに物語を紡ぎだすのかが難しいですね。現在絶賛スランプ中の身としては難しいです。
笹短歌ドットコム、テーマ「虫」の総評です。
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採用1首
のののののつつつつつつつへへへへへ みみずがみんなひからびている

ボツ4首
自家製の完熟トマト分けに来る二件隣のかまきり夫人

子供には言えないヒミツ 首をもぐそのバッタこそ仮面ライダー

配給のショートケーキに一列で並び続ける蟻の行列

肌寒い毛布ばかりの廃棄物処理場にいるアゲハの蛹

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不登校、全ボツと力量不足以前の問題です。どうしたものか。
10月10日(日曜日)放送分、教育テレビ「NHK短歌」午前6時~6時25分、加藤次郎さん選テーマ「本」にて、私の短歌が入選いたしました。本名にて放送されます。お暇がありましたら、どうぞご覧くださいませ。

「NHK短歌」
http://www.nhk.or.jp/tankahaiku/
このは

一週間ほど風邪で寝込んでました。更新がないときはだいたい寝込んでいる不思議な生き物です。しばらく短歌お休みしていたので、そろそろ動きださないと。

未来詠草へのご感想は随時受け付けております。気が向いたらコメントくださると嬉しいです。
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プロフィール
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中森つん
性別:
女性
自己紹介:
穂村弘さんに影響を受け、2009年、短歌にベクトルをあわせ出発進行。雑誌やメディアでの掲載・採用情報、結社詠草の情報置き場。尊敬する歌人は笹井宏之さん。
結社「未来」の「彗星集」所属しておりました。申し訳ございませんが、歌意の説明は控えさせていただいております。
2011年12月活動休止。2013年4月活動再開。
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