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おがくずをここに捨てれば身綺麗になれるはずだと思ってました
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Vo.00(創刊号)にて参加させていただきましたフリーペーパー「うたらば」のブログパーツが更新されました。今回のテーマは「お祭り」+自由詠。応募総数55首もの作品の中から、なんとか拾っていただけました。ありがとうございます。(採用数は11首)

うたかたの恋だとしても今宵だけ祭囃子に身をひそめたい

今回の短歌のテーマ曲はFull Of Harmonyの「UTAKATA」です。SURFACEの椎名慶治さんが作詞を手がけた作品で、花火の音から始まる、夏にぴったりな一曲です。もうちょっと妖艶な短歌にしたかったのですが「うたらば」の雰囲気に合わないかもしれないと、思いとどまりました。

現在募集しているテーマは
ブログパーツ:「海」+自由詠(〆切8月15日)
次号うたらば:「夕刻」(〆切8月20日)

の二つです。

先日、担当医から自宅療養と十分な休息をきつく言い渡された身としては、投稿している場合ではないのですが、こういう面白いことが大好きなものですから、適度に頑張りたいと思います。(その適度がわからないので難しいのですが)

「うたらば」
http://www.utalover.com/index.htm
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短歌研究8月号「うたう☆クラブ」第104回栗木京子コーチ選の掲載情報です。栗木京子コーチとやりとりをして、改作をしていった一首なのですが、これが最終的に原型をとどめていないのが面白いので、今回はその過程もアップしてみたいと思います。
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投稿作品:違反だとわかっていても止められぬかっぱえびせん級の愛情
栗木コーチ:愛の速度はまさに「やめられない、止まらない」の迫力。あえてユーモラスに表したところに、自分の心を制御できないとまどいを読み取ることができます。ただ、このままではどうも大雑把な感じ。上句と下句が同じようなことを述べているのも気になります。相手のことなどを上句で具体的に表してみてはどうでしょうか。

改作:答案にハートを隠す先生のかっぱえびせん級の愛情
栗木コーチ:先生からの愛情なのですね。改作2のドラマチックな設定が面白いと思いました。このままでもほぼ完成作なのですが、読み返してみると、下句が軽すぎるかなぁ、という気がしてきます。「愛情」と名詞止めにしたのも窮屈な感じ。とめられない気持ち、というのを別な表現で伝えることはできませんか。

改作:答案にハートを隠す先生をかっぱえびせん並に囓った
栗木コーチ:「囓った」の無邪気な凶暴性が素敵です。ただ「かっぱえびせん並に」にぎこちなさが残ります。「かっぱえびせん」という語が長すぎるので、使いにくいのでは?この際、かっぱえびせんへのこだわりを捨てて、もっと違うものを囓った設定にしては。

改作:答案にハートを隠す先生の真っ白なYシャツを囓った
栗木コーチ:「かっぱえびせん」の箇所、初めのアドバイスと大きく変更してごめんなさい。愛の強さは残したいと思いつつも、どうも三十一音に「かっぱえびせん」はなじみにくい気がしてきたのです。「真っ白なYシャツを囓った」の改作、切れ味がよくて、インパクトがありますね。答案の白さとYシャツの白さが呼応していますし、「囓った」の型破りな感じが際立っています。これを最終稿にしましょう。
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ご覧の通り、最初「かっぱえびせんが良い」と言われて改作をしていくうちに、「かっぱえびせんを抜こう」という話になったので、なかなか大変な作業でした。それでも、意味としては同じであるのに、まったく別の作品ができあがるというのは面白かったです。「うたう☆クラブ」の良いところは、時々こうしてプロの歌人さんから直接指導していただけることですね。勉強になります。
NHK短歌8月号にて短歌が採用されましたので報告です。
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加藤治郎さん選 テーマ「雨」佳作

雨音がばつんばつんと響く夜ドラマの愛も伝えづらそう

米川千嘉子さん選 テーマ「遠・近」入選

テーブルを挟んだままで近づけず六畳半の部屋の二人は
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入選歌選者コメント「本当はもっと近づきたいのに、金縛りにあったように二人とも動けない。まもなく一歩近づくことに気づいているからこその若い二人の状況だ」

今月は佳作と入選での掲載です。ありがとうございました。NHK短歌のテキストは、勉強すべき内容がたくさんつまっているのですが、一番楽しみにしているのは、ジセダイタンカページの「タンカ+マンガ」だったりします。いつも面白く読ませていただいております。

先日、熱中症と脱水症状で倒れました。まだ具合が悪いので、色々と短歌の締め切りをあきらめなければなりません。というか、そろそろ本気で自分の体と相談して、どう短歌と付き合っていくのか考えなければいけません。私の体調の悪さに関しては、また後日。
今年始め「フリーペーパーを制作するので『テーマ・春の恋』で短歌を提供してくれませんか?」と、元短歌サミット実行委員の田中ましろさんからお話をいただきました。色んな歌人さんから短歌を集め、またおもしろいことをなさるのかと思い快諾し、体調不良で締め切りぎりぎりに短歌を送りつけるというご迷惑をおかけしてから数ヶ月。春もとうに過ぎた頃、フリーペーパーは「うたらば」という可愛らしい名前になり、完成したとのお知らせをいただきました。一部譲ってくださるということで、お願いし、先日冊子が届きました。

うたらば1 うたらば2

サイズは漫画本よりひとまわり大きいくらい。シンプルな装丁。メンバーは伊藤夏人さん、さかいたつろうさん、こゆりさん、ムラサキセロリさん、イマイさん、田中ましろさん、藤井唯さん、文月郁葉さん、r!ecoさん、中森つんです。私以外はほとんど、短歌サミットの実行委員。田中ましろさんはとっても人脈の広い方で、実行委員以外でも私よりもっと「春の恋」にふさわしい短歌を詠める方々を知っているはず。

なぜに中森つん。

もっと色んな人が参加するもんだと思っていたので、埋もれないようにと「中森つん」テイストの黒い短歌を出してしまいました。冊子を開くと、可愛らしい若葉の写真と共に、

春を病み芽吹く気持ちに水をやる係を君に任命します

という、文法音痴の黒い短歌があります。もう浮きまくりです。このフリーペーパーは関西圏のカフェなど数カ所に置かれることになっているそうなので、全国圏で恥を晒すことになります。

積み荷を燃(ry

ご興味をもたれた方は「うたらば」HP上からPDFファイルでご覧になれますので、どうぞアクセスしてみてください。ブログパーツも制作されているらしいので、設置できるよう頑張ってみます。ブログ運営が出来ているのが不思議なくらい、機械に弱いんです。また、随時短歌も募集しているようですので、これからはちゃんと「うたらば」の雰囲気に似合った短歌を投稿できるように、そして採用していただけるように頑張ります。

うたらば
http://www.utalover.com/index.htm

PS:色々と体調不良に病気悪化。このまま短歌を続けていいのかという瀬戸際にまでやってきました。
『さよなら、世界』

(足下は沼)光沢を裏返ししてみる夢の淵で佇む

ひだまりへ手を置く場所が見つからずそのまま君に食いちぎられる

砂浜に私の影を見つけたら埋めてください埋めてください

「頭からくぐってどうぞ」繭の色した配給のビニールテープ

運河へと雫がひとつ流れつくそれは私の涙の一部

追い越してゆく風たちに聞いてみた「今日の終わりは天国ですか?」

ボジョレーをあける感じで飲み干した世界一退屈な日常

あやとりを途中でやめて包み込むあたたかな土(三十六度)

エラ呼吸すらしなくなるなまくらな手を引き上げてこのまま死のう

迫り来るタイムリミット 書いたのは期末テストのような遺書です

<「未来」No.702 2010年7月号 >
他人では見えない未来 私にはただひたすらにやさしい虚構
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今年四月に短歌結社「未来」に入会させていただきました。掲載が七月号(今月号)からでしたので、それまで公表を控えさせていただいておりました。

去年は結社に入ることなどまったく考えていなかったのですが、今年初めに、「未来」で選者をしている加藤治郎先生より入会のお誘いをいただきました。私は精神疾患を抱えている身ですので、しばらく考える時間をいただき、春になってようやく決意を固めました。

結社に入ってしまえば無名も同然。短歌研究の新人賞をとった方や、NHK短歌大会で選者賞をとった方、秀作をとった方などがいらっしゃり、「中森つん」など何の肩書きもありません。そもそも、短歌を始めて一年足らずの私が「未来」のような素晴らしい結社に身を置いても良いのか、今でも悩んでしまいます。

ですが、この場所で、中森つんの黒い感情むき出しの短歌がどこまで通用するのか、試していきたいのです。

私の所属する「彗星集」は加藤治郎先生に師事し、切磋琢磨していきます。上記で挙げた方々がほぼここに集まっており、すでに歌集を出していらっしゃる方もいたりして、私なんか下の下です。毎月十首投稿して、加藤さんによって選ばれた数首が載るシステムです。全部載ることもあります。掲載順は北から順番になっておりますが、特に良かった作品はその前に載ります。トップバッターですね。また、編集後記にて加藤治郎先生よりコメントをいただけます。

運良く、今月は十首全部を載せていただけました。さらに偶然にも、今月号の新人は私一人で、加藤さんから直接コメントをいただけました。「『世界一退屈な日常』がどう展開するか。楽しみにしている。」とのことです。恐れ入ります。

というわけで、これから月一で連作をアップしていきたいと思います。拙作にどうぞお付き合いくださいませ。同結社の皆様、こんな新人ですが、どうぞよろしくお願い申しあげます。
テーブルを挟んだままで近づけず六畳半の部屋の二人は

選者米川さんコメント
「近づく、『近』というのをこういう風に使うのかと感心しました。もう少ししたら近づくというのを意識している微妙な二人ですね」

今回初めて、選者の米川さんにとっていただけました。ゲストの真中朋久さん(歌人)に気になる歌として目にとめていただき、
「前にテーブルがあっても、ちゃぶ台を返すみたいにして近づいたらいいのにとか、さりげなく台所に行って飲み物かなんかとってきて、隣にさっと入ればいいのにと思いますけど、そうじゃないところが初々しい感じがします」
とコメントをいただけました。
そしてアナウンサーのまとめの一言
「さてこの二人これからどうなるのか。気になるような歌でもありますね」
そうですね。私も気になります。

実はこの短歌の入選にあたって、電話でNHK短歌のスタッフさんから「六畳半というのは実際にある間取りですか?四畳半というのは聞いたことがありますが…」と質問をされました。「六畳半というのは2000年頃からマンション、アパートなどで取り入れられてきた、中途半端な広さの部屋です。あえて『六畳半』という表現を使うことで、二人の距離感や関係性のあやふやさを表してみました」とお伝えしたところ、後日、また電話がかかってきて、こんなことを言われました。

「中森さんからの説明を選者さんに伝えたとき、私たちスタッフも年寄りの年齢ですから、こうして若い方が新しい言葉を使って、短歌を表現していくというのは、嬉しいことだし、短歌の新しい未来が見えてきて楽しい、と話していたんですよ。中森さんの短歌は、他の投稿者の方と比べても、表現が非常に面白いんですね。これからもどんどん、あなたの魅力を見せてください」

と、選考時のエピソードや励ましのお言葉をいただきまして、本当に嬉しくて泣いてしまいました。「秀歌」と呼ばれる作品よりも、人の心を惹きつける歌を詠んでいきたいと、改めて思わされました。どうか皆様、これからもよろしくお願いいたします。
6月27日(日曜日)放送分、教育テレビ「NHK短歌」午前6時~6時25分、米川千嘉子さん選テーマ「遠・近」にて、私の短歌が入選いたしました。本名にて放送されます。お暇がありましたら、どうぞご覧くださいませ。

「NHK短歌」
http://www.nhk.or.jp/tankahaiku/

にわかサッカーファンですが、日本おめでとうございます。
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プロフィール
HN:
中森つん
性別:
女性
自己紹介:
穂村弘さんに影響を受け、2009年、短歌にベクトルをあわせ出発進行。雑誌やメディアでの掲載・採用情報、結社詠草の情報置き場。尊敬する歌人は笹井宏之さん。
結社「未来」の「彗星集」所属しておりました。申し訳ございませんが、歌意の説明は控えさせていただいております。
2011年12月活動休止。2013年4月活動再開。
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